地獄少女 二籠

ちょっとためてたのを4話ほど、最終話まで一気に見ました。
せっかくなので感想を。(ネタばれあり)
地獄少女が突っ込みどころ満載なのは今に始まったことではなく、むしろそこを楽しむのが通。それをふまえた上で最終回近辺のストーリーについてですが、正直かなり満足でした。
第一期の最後、あいが村人達に殺されたという過去をやりましたが、結局第一期ではカタルシスは無くそのままあいが地獄少女を続けるということで終わりました。
で、今回も第一期みたいに伏線みたいなものはけっこう放りっぱなしで終わるのかな(それでも別に気になりませんが(笑))と思ってたのですが、しっかりときくりの正体も明かされて。(あいの両親が捕らわれてるなんて設定すっかり忘れてましたけど)
第一期での村人達に殺された怨みから地獄少女をすることになったという過去に対比して、二籠ではあいが地獄少女という呪縛から解放されるという終わり。
最後死んでしまうというところに突飛さを感じた人がけっこう居たみたいですが、今回のはそうなるべくしてそうしたという感じがしてすごく納得。
昔と同じ状況で殺されて、昔は怨みを抱いたのに400年経った後はそうではなく。想像ですが、拓真を死なさずに済んだ満足感のようなものを感じていたのでしょうか。記憶も失って400年前とあい自身も同じ状況だったのに。
そんな感じで、一期、二籠通してきっちりしめてきたなぁという感じ。第一期のラスト辺りをまた見たくなりました。
あとは、大詰めの前辺りで第一期の一ちゃんと娘のつぐみ(cv水樹奈々)が出てきたのには正直鳥肌たった。ベタな展開だけどそういうのはべたべたでいいと思う。
それからたぶん最終話の一つ手前、車の中で平和な雰囲気の音楽が流れていて、そこから刑事さんが流されて急転直下クラクションの音が鳴り続ける。このクラクションの使い方は上手い。ものすごく不安な気持ちになれる(笑)汗
最後の最後、微妙な伏線が張られてましたが… 第三期はあるのでしょうか。
視聴率はいいそうですし、あったらすごく嬉しいですが、主人公をあい以外の地獄少女にするしかないのでは…?
そうするとのとさん目当てという見始めた動機が動機なのでかなり悲しいことになります(泣)